【松戸・オールガールズS】3期生・奥井、石井貴、小林がV独占

[ 2014年10月31日 05:30 ]

優勝した奥井迪、石井貴子、小林優香(左から)

 初めてとなる女子選手のみの開催「オールガールズシリーズ」の決勝戦3レースが30日、松戸競輪場で行われた。4R(シリーズ1)は奥井迪(ふみ・32=東京)、5R(同2)は石井貴子(24=千葉)、6R(同3)は小林優香(20=福岡)が快勝、女子3期生が優勝を独占した。今後のオールガールズは11月11~13日の小倉(ミッドナイト)、12月7~9日の京王閣(ナイター)で開催される。

 カクテル光線を浴びて輝くガールズレーサーたち。女子選手だけによる単独開催は初の試みだったが、場内は沸きに沸いた。

 シリーズ1決勝を力強く逃げ切った奥井は「記念すべき最初の優勝者になれて気持ちいい。苦しい展開で勝てたので自信になった」と笑顔。同2決勝を制した地元の石井貴は「1周半突っ張って、もがくつもりだった。温かい声援がうれしかった」。同3決勝を強烈なスピードで圧倒した小林は「奥井さん、石井さんと3期生が優勝して自分も負けられないと思った。ライバルたちの走りをしっかり見た。勉強になる開催だった」と振り返った。検車場では和気あいあい。それがレース直前、一気に雰囲気がピリッとする。男子とはまた違う空気が流れていた。

 3日間で3億円近く売り上げ、上々の滑り出し。一方、29日の1Rで2車単100円の“元返し車券”が出たように、全18レース中、2車単100円台の配当が7本、3連単でも1000円以下の払い戻しが9本と低配当続出。ガールズは本命決着が多く、配当妙味は少ない傾向。過去の女子競輪は選手間の実力差が人気低迷の一因となっただけに、全体的なレベルアップが今後の課題だ。

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2014年10月31日のニュース