【前橋・オールスター】牛山ら3選手、誘導員追い抜き失格

[ 2014年9月13日 05:30 ]

 前橋競輪場で開催中のG1「第57回オールスター競輪」(優勝賞金4410万円)は12日、2日目を開催。オリオン賞は大塚健一郎が番手有利に追い込んで快勝した。

 10R特別選抜予選では、牛山貴広、芦沢大輔、松岡健介が「先頭員早期追い抜き」で失格した。前受けの近畿勢を関東勢が叩こうとした際、芦沢―牛山、松岡が残り3周を切る直前に誘導員を追い越した。新田に先制を許し、関東、近畿勢共に作戦崩壊。3人は失格と判定された。牛山は「十分に気を付けてはいたが必死にバックを踏んでも止め切れなかった」。

 関東3番手の平原はぎりぎり難を逃れたが、それでも「大バックを踏んで脚力をロスした」。ごちゃついた流れをまくって勝った村上も「ファンは全力を出し切るレースを期待していたはず。残念」と複雑な表情で話した。G1での先頭員早期追い抜きによる失格は11年6月の高松宮記念杯(前橋)の初日青龍賞(新田祐、平原康)以来。

 ▽先頭誘導員の早期追い抜き 暴走行為を防ぐため、競輪場の1周の長さによって定められた地点より前に先頭誘導員を追い抜いた場合は失格となる。500、400バンクでは最終周回前々回のバックストレッチライン(残り2周半)、333バンクの場合は最終周回前々回に入るホームストレッチライン(残り3周)と決められている。

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2014年9月13日のニュース