「将来は海外でも」大井のマー君も夢は大きい

[ 2014年6月27日 05:30 ]

 【地方競馬です!!】大井の「マー君」が初白星をつかんだ。24日大井3R、25戦目で先頭ゴールの新人・瀬川将輝騎手(まさき、18=月岡)。「マー君」はTCKが5月に公募し、今開催発表された愛称。理由は「本家(ヤンキース田中将大投手)に負けない活躍を願って!」だ。的場「大井の帝王」、達城「馬場読みの魔術師」、小林「万券の流星群」など全34人の新愛称は場内や公式サイトで見ることができるのでチェックしてみては?

 さて、そのマー君。デビュー後は「コース取りなどがうまくいかない。先輩たちとは比べものにならない」と悩み、しばらくは気負いが先に立った。だが、初V翌日には肩の力が抜けたのか、2Rで4番人気2着と好騎乗。「1勝した喜びから、気持ちを切り替えていた。気負わず乗れました」。惜敗の悔しさの中に笑みも。いい表情だった。

 東京出身。幼少期に家族で大井競馬に来たのが騎手になったきっかけ。小2から中3まで競技スキーに励み、バランス感覚と足腰の強さがセールスポイント。一方で「今、一番の課題は追い方。脇が開き、馬の邪魔もしている」。しっかりと現実の自分を見つめる。「マー君と呼ばれたことはないけど、たくさん応募をもらって感謝です。将来はJRAや海外でも活躍できるように頑張ります」と大きな夢を口にした。 (池田 裕文)

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