【皐月賞】紅一点バウンスシャッセ 藤沢和師初V&66年ぶり快挙へ

[ 2014年4月15日 05:30 ]

66年ぶりの快挙達成を目指すバウンスシャッセ

 群雄割拠の牡馬勢に勝負を挑む紅一点。バウンスシャッセが上昇カーブを描きながら本番に態勢を整えている。牝馬が皐月賞に出走するのは91年のダンスダンスダンス(5着)以来23年ぶり、勝てば48年のヒデヒカリ以来66年ぶりの快挙。牝馬クラシックにしか登録がなかったため、追加登録料200万円を払って牡馬の牙城に挑む。

【皐月賞】

 「桜花賞のマイルより2000メートル以上の距離のほうが明らかに合っている。オークスまで間隔があるし、(中山の)荒れた馬場もこなすので牡馬の胸を借りたい」。藤沢和師が皐月賞参戦を表明したのは、前走・フラワーCの優勝直後。前走はそれほどインパクトの強い勝ちっぷりだった。直線坂下で進路が詰まる不利がありながら、楽々と抜け出して後続に2馬身差の完勝。鞍上の北村宏は「抜け出してからフワっとしたけど、最後は余裕があった」と振り返った。

 500キロを超える牡馬のような雄大な馬格。「カイバをよく食べるし、全く気負わない。調整が楽だよ」と同師は目を細める。「器用さが必要な中山で2戦2勝。とても上手に走っているし、牡馬との重量差(2キロ)を生かしたい」。藤沢和厩舎8度目の挑戦となる皐月賞。ロサギガンティアとの2頭出しで初Vに挑む。

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2014年4月15日のニュース