独名手ペドロサが栗東訪問「勝ち鞍を少しでも多く挙げたい」

[ 2014年3月7日 05:30 ]

あすからの騎乗を前に意気込むペドロサ

 ドイツの名手が初の短期免許を取得。パナマ出身の黒人騎手エドワード・ペドロサ(39)=身元引受調教師・安田師、同馬主・吉田勝己氏=が免許申請などの手続きのため、栗東トレセン事務所に姿を見せた。

 黒ジャケット、黒ジーンズが肌の色と相まって独特な雰囲気を醸し出していたが、取材が始まれば相好を崩して意気込んだ。「(11年に)ワールドスーパージョッキーズシリーズで来て日本の施設の素晴らしさを感じた。ファンも熱狂的だし、また来たいと思っていたんだ」

 来日は2度目だが、04年パオリニでのドバイデューティフリー制覇など、世界の大レースで活躍。07~10年には独リーディングを獲得している。日本での4月27日までの免許期間でも「大きなレースを勝ちたいのもあるけど、勝ち鞍を少しでも多く挙げたい」と貪欲な姿勢をみせた。今週は仁川Sのマイネルクロップなど土日で計7鞍。重賞では来週のフィリーズRにエスメラルディーナ、中日新聞杯のラブリーデイに騎乗予定だ。「いろいろなレースをVTRや他の情報をもとに分析する方だと思う」と騎乗馬の持ち味を最大限に引き出す構え。その手綱さばきでファンを魅了する。

 ◆エドワード・ペドロサ 1974年7月30日生まれ、39歳。172センチ、53キロ。パナマ出身。91年パナマで騎手デビュー。95年ドイツに渡り、07~10年まで独リーディングを獲得。現在、名門ヴェーラー厩舎の主戦を務めている。昨年はノヴェリストとのコンビで独G1バーデン大賞を制している。

続きを表示

2014年3月7日のニュース