【弥生賞】キングズオブザサン 大野“中山が合っている”

[ 2014年3月7日 05:30 ]

大野がホレ込んだキングズオブザサン

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、弥生賞(9日、中山)でキングズオブザサンに騎乗する大野騎手を直撃した。

 ――キングズオブザサンの追い切りをつけに栗東まで行きました。坂路を52秒8~12秒8。

 大野騎手 開場後少したってからで荒れ気味の馬場だったので十分。弾むようなフットワークで良い動きでした。

 ――競馬では多少口向きが悪い感じをみせるがそのあたりは?

 競馬だと多少フラフラして右にも左にも行きたがることがあります。でも、調教では全くそんな面を出しませんでした。使いながら解消してきているので、心配しないで大丈夫そうです。

 ――前走(京成杯2着)は2戦続けての中山でしたがプラス体重(474キロ)。

 輸送には強いタイプのようです。それにこの中間も筋肉がついているようなので今回も大きく減ることはないでしょう。

 ――折り合いは?

 前々走(葉牡丹賞1着)は問題なかったけど、前走は1~2コーナーあたりで気持ち行きたがりました。

 ――ただ、勝負どころでは逆に押していくぐらい。

 仕掛けてからのズブさがあります。だからここ2戦とも3コーナーあたりから押さないと置いていかれそうになります。

 ――それでも結果、食らいついていく。

 瞬発力ではまだ劣る感じだけど、スピードを持続する能力があります。だから早めに仕掛けても最後までしぶとく伸びてくれます。

 ――中山向きのタイプ?

 そうだと思います。最後の急坂も、少し時計を要する馬場もこの馬の走りには合っていると思います。

 ――実際、中山2000メートルでここ2戦好走。

 ただ結果が良いだけでなく、どちらも内容も良いですからね。今回も同じ条件なので期待できると思っています。

 ――相手は強化されますが?

 それは覚悟しています。ただ、このあとクラシックを狙おうと思えばこのあたりで音を上げるわけにはいきません。たとえ相手が強くてもよい競馬ができると信じて乗るだけです。

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2014年3月7日のニュース