【KEIRINグランプリ】初出場Vの金子「感謝でいっぱいの1年」

[ 2013年12月30日 17:42 ]

KEIRINグランプリを制し胴上げされる金子
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KEIRINグランプリ2013

(12月30日 東京・立川競輪場)
 苦節19年。“努力の男”金子がついに競輪界の頂点に立った。先行した弟子の深谷は6着に終わったものの、3番手を回った浅井と中部勢で1、2フィニッシュ。「いやぁ~もう本当にうれしいです。深谷と浅井のおかげですね」。G1初優勝だった7月の寛仁親王牌ではお立ち台で涙を浮かべた金子だが、この日は笑顔でインタビューに答えた。

 「(深谷は)とんでもない選手ですね。ジャンで踏んでくれて…“カマシ”を警戒していたと思うんですけど、冷静でしたね。最後の方は足にきていて、キツかったけど、必死で踏みました。(力を)出し切ろうとは思っていたけど、本当に優勝できるとは…。諦めないと(願いは)叶うんだ、と思いました」。

 昨年まではG1優勝は1度もなかった。そんな金子を鼓舞させたのは「天才」とも称される弟子の深谷の存在だ。最短G1勝利など数々の記録を打ち立てる弟子に対し、特別競輪で決勝に進むことさえできなくなった自分。「(競輪を)辞めようと思ったこともありますよ。でも、もしチャンスがあった時に悔いを残さない練習をしておこうと…」。それが実ったのが寛仁親王牌だった。深谷の番手を回り、1、2フィニッシュ。さらに12月の競輪祭でも優勝し、2つのタイトルを手にして臨んだ初めてのGPで優勝。金子は「感謝しきれないぐらい感謝でいっぱいの1年でした」と振り返った。

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