【川口・SS順位決定戦】地元・若井 意地見せ有終目指す!

[ 2013年12月30日 05:30 ]

王座決定戦進出を逃した若井は、11R順位決定戦の全力駆けを誓う

 大みそかのSG「第28回スーパースター王座決定戦」(優勝賞金3000万円)進出を逃した8人が、4日目11R「SS順位決定戦」で激突する。地元から唯一出場の若井友和(39=川口)は、3日目11R8着で無念のトライアル戦敗退。今年最後の走り納めとなる一戦を制し、地元ファンの期待に応える。

 悔しい表情でロッカーへと引き揚げた。若井は2枠の11Rで2着8点条件の勝負駆け。0台のスタートを踏み込み、一瞬飛び出したかに見えたが、みるみるうちに後退。エンジンを気温に合わせ切れず、追い上げることもできなかった。「地元の利をフルに生かして、とにかく王座決定戦に残りたい」と話していたが、05年(第20回)以来3度目のファイナル進出はならなかった。

 97年登録の若井は同期の森且行(39)とともに、低迷した川口を立て直したエース。04年の地元オートGPで永井よりも早く25期初のSG制覇を飾った。川口競走成績1位として2年ぶり5回目となる今大会は、初日12Rでスタートで見せ場をつくって5着。2日目11Rは試走31と機力を上昇させて出走。1枠から5着に粘ってトライアル3戦目を迎えたが、無念の敗退となった。

 10、11年も地元エースとして出場したがトライアル戦敗退。「前の2回は自分を追い込みすぎたので今回は楽しもうと思った」と振り返ったが、続けた言葉は「やっぱり負けると悔しい」。SS順位決定戦は絶好の4枠から出走。まずはエンジンを立て直し、臨戦態勢を整える。愛車名はアントニオ猪木にちなんだ「モエルトウコン」。「2日目までのエンジン状態なら行けると思う。いい着を取って終わりたい」と闘魂パワーで駆け抜ける。最後は地元エースの意地をしっかり見せてくれるはずだ。

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2013年12月30日のニュース