【朝日杯FS】アジアエクスプレス 中山最後の2歳王者に

[ 2013年12月15日 15:36 ]

<朝日杯FS>レースを制したアジアエクスプレス(右・赤帽・6番)

 2歳No・1決定戦、第65回朝日杯フューチュリティステークス(G1、芝1600メートル・晴良16頭)は15日、中山競馬場11Rで行われ、ムーア騎手騎乗の4番人気、アジアエクスプレス(牡2=手塚厩舎、父Henny Hughes、母Running Bobcats)が直線で抜け出して優勝、中山で行われる朝日杯FSの最後の王者となった。勝ち時計は1分34秒7。

 1馬身1/4馬身差の2着にショウナンアチーヴ、さらにクビ差の3着にはウインフルブルームクビが入った。

 ダートの1400、マイル戦で強い勝ち方をしてきたアジアエクスプレスが、芝のマイルでも潜在能力の高さを見せつけた。レースは平均ペース。先行したのはベルカント、エルカミーノレアル、マイネルディアベルなどがペースを作り、3コーナー過ぎまで淡々としたレースだった。

 勝負どころの4コーナーから追い込み勢が一気に加速し、先行馬群に飛びついてきた。直線中ほどではたたき合いの様相。先手を取っていたベルカントがインコースで粘る。そこへ外からアジアエクスプレスが一番の切れのある脚で襲い掛かった。大外からショウナンアチーヴ、ウインフルブルームも激しく追い込んだが、わずかに及ばなかった。

 アジアエクスプレスは、新馬戦、500万円の特別レースとダート戦を2連勝し、重賞まで制覇し無敗の3連勝。来年のクラシックレースに名乗りをあげた。

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