【秋華賞】リボントリコロール菊沢師「精神的に成長」闘志で差す

[ 2013年10月11日 06:00 ]

根性の差しが武器のリボントリコロール

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、秋華賞(13日、京都)にリボントリコロールで挑む菊沢師を直撃した。

 ――リボントリコロールの前走(紫苑S2着)は2戦連続での体重減。

 菊沢師 もともと余裕のある体つきで競馬をしていました。前走は高速決着に耐えられるようにしっかり仕上げたので減ったという感じです。

 ――スタートは出るようになったが、あえて後方から。

 今は出遅れる心配はしていません。ある程度、距離が延びても走れるように、無理して位置をとるような競馬はさせていません。

 ――ここ3走続けて馬群の中に入れていますね?

 抜け出したり外へ出すとフワフワする面があるので、馬群の中の方が闘志の湧くタイプなのだと思います。

 ――直線入り口では前が壁になったが、最後はよくさばいて2着。

 正直、万事休すかと思えたけど、最後はよく2着まで追い上げてくれました。

 ――中間の調教ではシャドーロールを着用。

 集中力を欠く面があるし、頭を突き出して走るようなフォームなので着けてみました。効果がありそうなのでレースでも装着する予定です。

 ――メンコ(耳覆い)もしています。

 入厩当初、多少気の勝ったタイプだったのでしています。ただ、今は調教中に他の馬が暴れてもジッと駐立していたりと、精神的にだいぶ成長しています。

 ――輸送は?

 新潟や福島でも問題なかったし、こればかりは大丈夫と信じるしかありません。

 ――差し脚勝負になれば面白い。

 末脚が武器の馬がたくさんいるのでどこまで通用するか分かりませんが、前へ行きたい馬も何頭かいて、スローにならなさそうなのは好材料。牝馬同士は時々大きく荒れるので、期待しています。

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