【府中牝馬S】マイネイサベルV2自信!貫禄ランで2頭ぶち抜き

[ 2013年10月11日 06:00 ]

松岡を背に、ウッドチップコースで追い切るマイネイサベル

 今週末は3日間連続開催。月曜東京メーンに組まれた「第61回府中牝馬S」(14日)出走馬の最終追いは木曜に集中した。美浦ではレース連覇を狙うマイネイサベルが貫禄の走りで好仕上げをアピールした。

【府中牝馬S】

 マイネイサベルの最終追いはWコース単走。主戦・松岡を背に向正面を軽快に流していく。迎えた3角。後ろから他厩舎の2頭併せが迫る。松岡は馬のリズムを崩さぬよう、2頭をすんなり前に行かせた。直線は手綱を抑えたままだが、イサベルは自然と1F12秒6まで加速。結局、いったん前に行かせた2頭をあっさりと抜き去り、最後まで余裕たっぷりの走りでゴールを駆け抜けた。

 「しまいで追うと乳酸がたまって疲れを残してしまう。でも、少し重いと感じたので全体的に平均ペースになるよう走らせた。息をつくるイメージ。動きはよかったし、仕上がりはいいと思う」。鞍上は満足の表情で続けた。「競馬のスタイルが確立されて成績が安定してきた。安心して乗ることができる」

 連覇が懸かるが、今年はこれまでのイサベルとは違う。今年初戦となった3月の中山牝馬Sを快勝すると、その後もG3→G1→G1と走って2、3、4着。ヴィクトリアMではヴィルシーナ、ホエールキャプチャ、安田記念ではロードカナロアとG1馬相手に接戦を演じてきた。以前はムラ駆けで力を出し切れないレースも多かったが、充実期に入ったことは成績が証明している。

 水野師は「次のG1を見据えた仕上げ」としながらも「それでもここで結果を出してもらわないと」と気合十分。今後はマイルCSかエリザベス女王杯に向かい、その後は暮れの香港マイルを目指すプランもある。新たなステージへ。ここは譲れないタイトルだ。

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2013年10月11日のニュース