【秋華賞】“穴男”北村友&シャトーブランシュが99年の再現だ

[ 2013年10月9日 06:00 ]

波乱の主役となりそうなシャトーブランシュ。鞍上が北村友でさらに不気味さを増す

 秋華賞は荒れるという印象を持っているファンは多いと思う。だが、過去17回で1、2番人気が13勝。少なくとも勝ち馬に関しては“堅い”レースだ。

【秋華賞】

 それでも波乱の空気を感じるのは荒れた際のインパクトが大きすぎるため。5年前には11番人気ブラックエンブレムが勝ち、3連単1000万超えの配当も飛び出している。そして、秋華賞=波乱のイメージをつくり上げたとも言えるのが、99年ブゼンキャンドル。12番人気が後方一気の追い込みを決め、馬連は当時G1史上3位となる9万4630円。実は今年の秋華賞は、99年と状況が似ているのだ。

 まず簡潔に99年を振り返ってみよう。

 (1)桜花賞馬プリモディーネの戦線離脱。

 (2)オークスは7番人気ウメノファイバーがV。

 (3)秋華賞1番人気はオークス1番人気2着トゥザヴィクトリー。

 これを今年に当てはめると、桜花賞馬アユサンは不在。9番人気でオークスVのメイショウマンボは半信半疑。押し出されて人気になりそうなのはオークス1番人気3着のデニムアンドルビー、と酷似している。

 99年の結果は1番人気ヴィクトリーが13着に沈み、オークス馬ウメノは4番人気4着。つまり今年は頭が荒れる。そう考えてブゼンキャンドルに似たタイプを探すと…いましたシャトーブランシュ。夏の小倉で古馬牡馬相手に好走して力をつけ、ローズSで権利獲りに成功した姿はそっくり。ちなみに秋華賞はリファール系種牡馬の産駒と相性が良く過去3勝。ブゼンもシャトーもリファール系だ。

 鞍上の北村友はJRA重賞8勝中6勝が3番人気以下という穴男。先週日曜の京都大賞典、11番人気ヒットザターゲットで単勝1・2倍のゴールドシップを沈めたのは記憶に新しい。

 ちなみに99年2着は関東馬クロックワーク。夏の福島、新潟で1走ずつして中山のトライアル(当時はクイーンS)で権利を獲って出走にこぎつけた。今年なら紫苑S2着リボントリコロールが同じ臨戦。鞍上もクロックと同じ横山典。2頭で決まれば高配当間違いなし。信じるか信じないかは、あなた次第です。

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