道営競馬で禁止薬物 プロカイン検出、賞金返還へ

[ 2013年7月8日 06:00 ]

 北海道競馬事業室は7日、門別競馬場で6月25日に開催された第10レースに出走し、2着になったリアライズナラック(牝5、佐久間)から、禁止薬物のプロカインを検出したと発表した。同事業室は同馬を30日間の出走停止処分にし、競馬法違反の疑いで門別署に届け出た。

 同室によると、レース後に1、2着馬の尿を採取し、競走馬理化学研究所が検査して判明した。プロカインには鎮痛作用があり、局所麻酔薬として使用される薬物。体内残留期間は最長で10日間とされており、気性の激しい馬の興奮を抑える効果があるという。

 勝馬投票券は有効だが、馬主の中村基昭氏や佐久間雅貴調教師、松井伸也騎手などへの賞金計20万9000円は返還させる。また同厩舎の全ての管理馬を対象に理化学検査を実施する。

 最近では08年6月の東京・大井競馬で1着馬からプロカインが検出された。

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2013年7月8日のニュース