【ダービー卿ＣＴ】ドバイの妹凄いけどドナウだってやれる

　【東西ドキュメント・栗東＝２７日】妹が海外Ｇ１を制したら、それがテレパシーのように伝わって、姉も快走するのだろうか。ジェンティルドンナの全姉、ドナウブルーがダービー卿ＣＴで重賞３勝目に挑む。この姉妹の同週出走は、昨年１０月の府中牝馬Ｓ（１３日＝ドナウ３着）→秋華賞（１４日＝ジェンティル１着）以来。坂田は石坂厩舎でドナウブルーの杉山助手を直撃した。「この動き（坂路単走で４Ｆ５１秒２）ならいい。きっちり仕上がっている」。休み明けの東京新聞杯（１０着）を使って２走目。今回は本領発揮だ。

　ところで同助手は厩舎の至宝・ジェンティルをどう見ているのか。「ドナウの妹だが、既に姉のような存在。あの馬、勝負根性が凄いでしょ」。なるほど。さらに、こう付け加えてきた。「ドナウだって能力は高い。気分良く走ってくれれば面白い」。今回はジェンティルが先陣。妹の奮闘に刺激を受け、遠く離れた日本で姉もＶ。そんな想像をして、坂田は何だかワクワクしてきた。