米田師 視野広がった米サンタアニタ研修、新たな発見も

[ 2013年1月25日 06:00 ]

米田英世師

 【地方競馬です!!】08年12月厩舎開業の米田英世師(35=大井)が9日から13日まで米国・サンタアニタで海外研修を行った。TCKと友好交流関係にある米・カリフォルニアの競馬場。以前から調教師派遣を実施しており、近年では09年秋に渡辺和雄師(41)、11年秋に藤田輝信師(36)が渡米している。

 今回は開業5年未満の条件があり「ラストチャンスだと思ったし、1月なら何とか時間が取れるので希望しました」と米田師。大学卒業後のアイルランド滞在が調教師を目指すきっかけとなった師だが、米国は初めて。まず印象に残ったのは現地厩務員の主流であるメキシカンの勤勉さだったという。「仕事への集中力が凄いし、馬へのあたりも勉強になった。同時に組織の中で縦の関係がしっかりしていると感じた」。数日間とはいえ厩舎地域での一連の流れを体験。レーストラックが稽古の場でもあるのは大井と同じ。調教に関しては、既に実践していたこともあれば、目標から逆算しての馬への負荷のかけ方など新たな発見も。視野が広がった。

 取材は「忘れないうちにどんどん聞いてください」と師のジョークで始まったが、最後は「しっかり報告書を作ろうと思っているんですよ」と笑顔を見せた。(池田 裕文)

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2013年1月25日のニュース