【根岸S】関東期待の星ストローハット 関西馬一気のみだ!

[ 2013年1月22日 06:00 ]

ストローハットがダートで関東馬の意地を見せる

 今週から舞台は中山から東京へ。最終週には今年最初のG1フェブラリーS(2月17日)が行われる。重要な前哨戦、「根岸S」(27日)は、ストローハットに注目。昨年6月にユニコーンSを制覇。ハイレベル世代でも実力はトップクラスだ。明けて4歳となり、進化した走りを見せつける。

 昨年1年間にJRAで行われたダート重賞は15戦。勝ち馬の東西別内訳を見ると関西馬11勝に対し関東馬はわずか4勝。ダート路線は芝以上に西高東低の傾向が強い。そんな状況下で気を吐いたのがストローハットだ。

 昨年6月に3歳同士のユニコーンSを制覇。続く交流G1・ジャパンダートダービーこそ7着に敗れたが、秋は武蔵野S、ギャラクシーSと古馬に挑み、いずれも小差5着。明け4歳の今年は勝負の年となる。

 マイル以上を主戦場としてきた同馬は、前走ギャラクシーSが初の1400メートル戦。中団追走から末脚を伸ばし、勝ったガンジスに0秒3差。半馬身差まで迫った4着ファリダットは短距離路線で上位争いを繰り返している馬だけに評価できる。橋本助手も「スタートが良かったし折り合いもついていた。しまいの伸びも悪くない。外を回らされたことと相手関係を考えれば上々だった」と振り返る。

 前走後は厩舎で調整。トモ(後肢)に疲れが出た時期もあったが、乗り込み量を減らすことなく回復させた。Wコースの1週前追いでもキングレオポルド(6歳オープン)相手に、手応えに余裕を残したまま併入。「いい感じに仕上がってきた」(橋本助手)と、臨戦態勢は整っている。

 同助手は「まだ力を付けている段階」としながらも「重賞のこの相手で、どこまでやれるか楽しみ」と期待感を口にする。今年のG1フェブラリーSは昨秋活躍の有力馬が次々と回避を表明。伏兵にもチャンス十分の状況だけに、前哨戦のここを勝ってG1獲りに名乗りを上げたい。

続きを表示

2013年1月22日のニュース