笠松のニューヒロイン・カツゲキドラマに注目

[ 2012年12月21日 06:00 ]

ローレル賞では惜しくも4着に敗れたカツゲキドラマ

 【地方競馬です!!】2012年のトリを飾るS1東京2歳優駿牝馬(31日、大井1600メートル)。最近は5年連続でホッカイドウ競馬からの転入馬が勝っているが、今年は笠松のニューヒロイン・カツゲキドラマ(柴田高)に注目だ。

 現在7戦6勝。能力の底を見せておらず、柴田師も「2歳時の比較では(07年黒潮盃馬)マルヨフェニックスより上」と同厩のトップホースを引き合いに出し、高く評価する。唯一敗れたローレル賞(4着)は、初めての左回りにナイター、これまで味わったことのない砂をかぶる競馬に戸惑い、まともに走ったのは直線だけ。メンバー最速の上がり3Fを計時も、脚を余して終わった。だが、敗戦のショックはその後地元で重賞2勝目を挙げ、すぐに自らの脚で振り払った。19日に1週前追い切りを終え、「いい動きだったし、間隔が空いた分じっくり調整できて万全の出来で臨める」と師。リベンジの準備は整いつつある。

 世代別牝馬重賞シリーズのグランダム・ジャパン2歳部門でトップを走る同馬。シリーズ優勝を懸けた最終戦・2歳優駿牝馬では同2位ハニーパイやローレル賞上位組との直接対決が待っている。「右回りになるのはいいし、ナイターも2度目。相手は強くなるがいい結果を期待したい。そして、ラブミーチャンに続くトップホースを笠松から送り出したい」。名馬の里の心意気が“ドラマ”を生む。(秋田 麻由子)

続きを表示

2012年12月21日のニュース