【ジャパンＣ】ぴかぴかフェノーメノに戸田師にこにこ

フェノーメノが自慢の末脚でＪＣ制覇を狙う

　フェノーメノは角馬場で約３０分間汗を流した後、坂路へ移動。気負うところなく、ゆったりと駆け上がった。黒光りする馬体から体調の良さがうかがえる。戸田師は「落ち着きがあって雰囲気は悪くない。体もいい感じに仕上がっている」と好感触。前走の天皇賞は歴戦の古馬を抑えて１番人気に支持された。好位から正攻法の競馬で抜け出しを図ったが、最内強襲のエイシンフラッシュに半馬身差の２着に敗れた。

　枠順はその前走と同じ４番。師は「最近は枠順の引きがいいな。でも、前回と同じところか。また、２着になるんじゃないか」と笑う余裕を見せた。最も警戒するのが３歳牝馬ジェンティルドンナだ。「極端なペースは嫌だね。超スローになれば、（重量の）軽い馬ほど飛んでくるから怖い。煙幕？もうネタバレしてるから」。指揮官は終始、笑顔だった。