【秋華賞】アロマティコ、驚くほど“変わった”

＜秋華賞＞大穴演出をもくろむアロマティコ

　２冠馬の敵は身内？同じサンデーレーシングからはアイスフォーリスだけでなく、アロマティコもスタンバイ。こちらも手応えがいいのだ。野口助手が語った。「状態はいい。中間は調教量もカイバの量も増やしている。あと１本ビシッとやれば、悔いのない仕上がりになる」

　もともと素質を秘めていたが、線が細かった。それがひと夏越して、驚くほどの成長を見せた。「こんなに馬って変わるんだという感じ。２歳時が小学生なら、春が中学生。今は高校生から大人になった」

　以前は追い切り後、レース後はダメージの治療に追われたが、今は普段のケアで十分。競馬では差す形を覚え、レースの形ができてきた。「戦ったことがない相手なので、どこまでやれるか分からない。でもベストパフォーマンスを出せる状態にはある」。全力を尽くし、大穴演出をもくろむ。