【秋華賞データ分析】ジェンティル、臨戦過程も文句なし!

[ 2012年10月10日 06:00 ]

ローズSで快勝したジェンティルドンナ

 08年に3連単1000万馬券が飛び出すなど、一筋縄ではいかないG1。でも、データを分析していけば、実は至って簡単なレースなんです。過去の好走馬には明確な傾向があります。

 (1)通算成績 優勝馬10頭中9頭が3勝以上。09年は2勝馬レッドディザイアが勝ちましたが、デビュー以来【2300】とオール連対。白い馬体がかわいいアイスフォーリスですが、わずか1勝では荷が重そう。

 (2)重賞実績 優勝馬は10頭全てが、その年の1~9月に重賞を勝っていました。もう絶対条件ですね。2連勝中、穴党注目の夏の上がり馬ハワイアンウインドには強烈な向かい風が吹いています。

 (3)臨戦過程 優勝馬10頭中8頭、連対馬20馬中16頭がローズSからの参戦です。1着なら文句なし。2着以下から巻き返した馬は全てオークスで4着以内に好走していました。ジェンティルドンナ、ヴィルシーナの2強は余裕の通過も、他の春の実績馬はアウト~。「他路線組は1着」の条件でアイムユアーズが辛うじて踏みとどまりましたが、この項目で3頭に絞り込めます。

 (4)距離適性 アイムユアーズは1800メートルのクイーンSが首差の辛勝。2400メートルのオークスでは0秒9差4着。短距離志向の強いファルブラヴ産駒の牝馬。勝ち切るまでは厳しいかも。

 (5)直接対決 やはり2強の争い。桜花賞、オークスの1、2着馬が再び激突する構図は09年のブエナビスタVSレッドディザイアと全く同じです。この時はディザイアが一矢報いましたが、桜が半馬身差、樫が鼻差と春から常にブエナを射程圏に捉えていました。最後の1冠はヴィルシーナと言いたいのですが、オークスでジェンティルにつけられた着差は5馬身。この点は気掛かりです。

 ☆結論 全ての項目を危なげなくクリアしたジェンティルドンナが3冠達成!!逆転に望みを残すヴィルシーナとの一騎打ちが濃厚です。

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2012年10月10日のニュース