【フェブラリーS】和田アキュート自在性で勝負

[ 2012年2月17日 06:00 ]

<フェブラリーS>夜明け前、厩舎周辺を乗り運動するワンダーアキュート

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「キーマンの懐へ」は、フェブラリーSのワンダーアキュートンに騎乗する和田竜二騎手(34)を直撃した。

 ――ワンダーアキュートの前走(東京大賞典2着)は10キロ減の508キロ。

 和田騎手 そうですね。長距離輸送が入ると体重の減る馬ですし、あのくらいのマイナスは十分に考え得る範囲内。またがった時の感触も悪くなかったですよ。

 ――スタート後に押して行った。

 もともと前へ行ける馬ですからね。自分のリズムで走らせてあげようとしただけです。

 ――道中は逃げるスマートファルコンの後ろ。外からテスタマッタにかぶされて苦しかった?

 いいえ。そんなことはありませんでした。それよりもスマートがいつもよりゆっくり逃げていると感じました。だから離されずについて行けたのだと思います。

 ――向正面からは押し通し。

 押してはいたけど比較的楽について行けていたと思います。脚を使い通しだった分、さすがに最後はあと少しで捉え切れなかったけど、よく走ってくれたと思います。

 ――09年武蔵野S(安藤勝騎乗)では前半5F58秒台のハイペースで本格化前のトランセンドを完封。

 当時はハミを抜いてうまく走っていました。その後、少々ハミを取り過ぎる時期があって大仕事ができなかった感じですが、今はまた上手に走れるようになってきたと思います。

 ――スタミナ勝負に持ち込みたい?

 どうでしょうね。乗っている感じではスタミナ勝負はもちろん、スローの上がり勝負でもこなせる感じがしています。どんな競馬にも対応できるのは強み。

 ――逃げる可能性は?

 東京の直線は長いからあまり速く行くのも厳しいでしょう。それは枠順やスタート次第。とにかく走れる状態にはあるので、あとは運があればいい勝負できると信じています!

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2012年2月17日のニュース