【平安S】躍進シュナイダー、納得の説得力

[ 2012年1月18日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=17日】上岡の訪れた坂路スタンドはストーブのせいかほんわかムード。橋口師は思い出話を聞かせてくれた後で、こんなひと言。

 「これからの調教師はセールスマンじゃないと」

 その視線の先には須貝師の姿が。

 「その点、きみはうまいな。“尚介スマイル”で」

 須貝師は恐縮しきった様子で人懐っこい笑みを浮かべた。昨年は年間29勝、重賞2着4回と躍進。今年も初日の初夢賞をシルクシュナイダーが制した。その勢いで、今週は平安Sに挑戦。手応えはどうか。

 「オープンでどこまで戦えるか、真価を問われる」

 条件戦を連勝しての昇級初戦で挑戦者ではあるが「力を付けている」と。

 「以前はもっと位置取りが後ろだったが、前走は積極的な競馬で差し切った。負かした相手も準オープンでは常に上位。価値のある内容だった」

 説得力は十分。この情報発信力が躍進には欠かせない。成功には理由がある。

 

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2012年1月18日のニュース