【阪神JF】姉に続け!ジョワ「15分の6」突破だ

[ 2011年12月7日 06:00 ]

 【G1ドキュメント・6日】新馬を勝ったばかりのジョワドヴィーヴルは抽選を待つ身だ。しかし、姉ブエナビスタでディープインパクト産駒という極上の血統、前走の勝ちっぷりから、衆目一致の注目馬であることは間違いない。登録時点で収得賞金400万円の馬は「23分の6」の抽選。火曜朝までの栗東・美浦各記者の取材によって5頭が確実に回避と判明。さらに3頭ほど「ほぼ回避」という情報が届いており、最新の確率は「15分の6」程度になりそうだ。

 松田博師も「まずは抽選を通って」。ゲートインの前にクジによる関門が待ち受けるものの、姉ブエナビスタも3年前のこのレースで、「17分の6」をクリアして1つ目のG1をゲットした。妹もその例にならいたい。

 トレーナーは「間違いなく走ってくるよ」と力強いコメント。3年前のこの時期、ブエナビスタに関して同じ言葉を発したと仙波は記憶している。さらに称賛のフレーズが続く。

 「(練習で)ゲートは遅かったけど、競馬では普通に出てびっくりした。あれがセンスかな」

 レースぶりから能力の高さは疑いないが、競馬センスの良さも百戦錬磨のトレーナーを驚かせた。しっかりゲート練習をやる厩舎ではなく、それでいて普通のスタートは天賦(てんぷ)の才だろう。

 自己条件エリカ賞には登録することなく(主戦・福永がほかに騎乗馬がいるという事情があるとはいえ)、ジョワドヴィーヴルは阪神JF一本にかける。火曜朝もほどよい気合の坂路調整で、さらに良化のムードだ。

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2011年12月7日のニュース