バラ一族の大物ケーニッヒ 兄キングダムに続く

[ 2011年12月7日 06:00 ]

バラ一族期待の大物・ローゼンケーニッヒ

 橋口厩舎に先月30日、大物感あふれる期待馬が入厩してきた。その名はローゼンケーニッヒ。活躍馬多数のバラ一族であり、半兄は昨年のJCを制したローズキングダムだ。「(兄と)似たような体つきをしている。競馬で470キロ台ぐらいになるかな」と橋口師のトーンは上がる一方だ。

 「俺だけじゃなくてみんなが期待している。何せ高額な馬でもあるから」

 サンデーサラブレッドクラブの募集価格は1億円。秋のデビューを目指していたが、ノーザンファーム早来での調整中に転倒して外傷を負った。その回復のため予定よりも時間はかかったものの、いよいよ栗東入厩。これからゲート試験を受けて、調教ピッチを少しずつ上げていく。

 「(シンボリクリスエス産駒特有の)ガッチリした感じじゃない。速いところをやってからじゃないと分からないけど、楽しみ」

 兄が築き上げた道を追うように、この馬も頭角を現していくはずだ。

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2011年12月7日のニュース