【関屋記念】セイクリッドも丸山も元気です!!

[ 2011年8月5日 06:00 ]

<関屋記念>重賞2度目のVを目指すセイクリッドバレー

 関屋記念の有力候補セイクリッドバレーとコンビを組むのは若手のホープ・丸山元気騎手(20)だ。勝てば人馬共に5月の新潟大賞典に続く、2度目の重賞Vとなる。ターフライター平松さとし氏の「キーマンの懐へ」では3戦連続で同馬の手綱を取る丸山騎手の胸の内に迫った。

 ――セイクリッドバレーには中間はノータッチ。

 丸山 はい。テン乗りだった前々走(新潟大賞典1着)の時は普通キャンターだけ乗ったけど、それ以外は調教には乗っていません。

 ――厩舎からは何と?

 いい状態を維持していると聞いています。下手に僕が携わるよりもいいと思いますよ。

 ――前走(エプソムC3着)はスタートは普通に切ったのに後方に。

 そうですね。道中は後ろになったけどスタート自体は普通に出ていました。

 ――意識的に下げたように見えました。

 その通りです。結果的にもったいないことをしてしまいました。せっかくあれだけのスタートを切ったのだから、もっと積極的に行くべきでした。

 ――3コーナーでは他馬とぶつかるようなシーン。

 はい。その後もなかなかリズムを取り戻してあげられず、申し訳ないことをしてしまいました。

 ――直線でも前が壁に。

 本当にチグハグな競馬になってしまいました。結局、大きく外へ出したのですが、スムーズな競馬ができませんでした。

 ――よく3着まで追い上げた。

 最後はこの馬の持っている地力だけで来てくれた感じです。やはり力はある馬だと感じました。

 ――前々走は勝ったものの、勝負どころで少しフワッとするようなところがあった。

 そうですね。少し前との差が開いてしまったので、並ぶまでもたついてしまいました。でも、バテている感じではありませんでした。

 ――勝てる手応えだった?

 はい。最後まで伸びていたので、結構早い段階でかわしてくれるとは思っていました。

 ――今回はその時と同じ得意の新潟(7戦3勝、2着2回)に戻ります。

 そうですね。前走の競馬ぶりから東京が駄目というわけではないけど、実績を考えると新潟になるのは間違いなくいいでしょうね。

 ――1600メートルという距離は短くない?

 能力が高いからそのあたりは心配していません。難なくこなしてくれると思います。

 ――折り合いの心配もせずに済みそう?

 そうですね。ちょっと頑固なタイプらしいので、ガツンと来ると怖い面はあります。でも、マイル戦の速い流れならその心配もしないで大丈夫だと思います。

 ――前走時は丸山騎手自身が風邪気味だったとか?

 今は全く問題はありません。名前の通り元気いっぱいです。幸い、馬も元気そうなのでいい競馬ができると思います。応援よろしくお願いします。

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