【凱旋門賞】ヴィクトワール国民栄誉賞狙う?!

[ 2011年8月5日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・4日=美浦】検疫中の競走馬は他馬との接触を避けるため、通常の調教時間が始まる前に調教を終えなければならない。美浦では凱旋門賞組3頭が前日に検疫入り。浜田は午前2時に起床し、調教スタンドへ向かった。闇の中にライトアップされたコースだけが浮き上がる光景は幻想的だ。

 先にナカヤマフェスタ、ナカヤマナイト、続いてヴィクトワールピサがコース入りし、ダクとハッキング(ごく軽いキャンター)で汗を流した。ヴィクトワールに騎乗した松田助手は「いい意味でリフレッシュして戻ってきたので、牧場のスタッフには感謝したい。闘争心はこれからだが、馬をつくっていきやすい状態」と笑顔を見せた。

 3月にはドバイワールドCを日本馬で初めて勝った。「凱旋門賞も勝ったら国民栄誉賞かな」。ジョークで包んだ勝負へのこだわり。“日本代表”の戦いは、もう始まっている。

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2011年8月5日のニュース