【凱旋門賞】ヒルノダムール「文句ない」11秒8

[ 2011年8月5日 06:00 ]

<凱旋門賞>国内最終追い切りを坂路で行ったヒルノダムール

 凱旋門賞を目指すヒルノダムール(牡4=昆)の国内最終追いが4日行われた。午前3時に坂路に入ると、しまい重点に4F51秒9~1F11秒8の好時計。上籠助手は「文句のない動きだった。もともと時計の出る馬でもあるしね。ジョッキーが乗ったらもっと出る。体調はいいと思うよ」。天皇賞・春を制した後は1カ月ほど放牧に出て6月下旬に帰厩。その後は坂路で調整してきた。「落ち着いていていい状態」。遠征へ向け態勢は整った。

 あとは遠征後がどうか。決して輸送に強いタイプではないが、今回は余裕をもった日程で前哨戦のフォワ賞を考えてもまだ1カ月ある。「実際に行ってみないと分からないけど、何日間かあったら環境には慣れると思う」と平岩厩務員は課題克服への手応えを口にした。今後は9日夜に成田空港へ移動、10日にヴィクトワールピサなどと共に出国する。

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2011年8月5日のニュース