【東日本復興支援競走】今垣　記念実績ＮＯ・１

＜東日本復興支援競走＞「頑張ろう！日本」のステッカーが貼られたヘルメットを手にポーズをとる（左から）中島孝平、今垣光太郎、石田政吾

　ＳＧ「東日本復興支援競走」は５日、ボートレース戸田で開幕する。今年６月の児島グランドチャンピオン決定戦を制し、賞金ランキング２位につける瓜生正義（３５＝福岡）は夏男ランキング１位。４日の前検でも上々の気配を見せた。初日は６、１０Ｒの２回走り。本社予想・梁島幸子記者はどちらも瓜生本命でイチ押しした。初日１２Ｒドリーム戦には北陸勢が大挙３人出場。中でも夏のＳＧに強い今垣光太郎に注目が集まる。

　０９年グラチャンに続く戸田ＳＧ連覇を狙う今垣が、前検から明るい表情を見せた。引き当てた３８号機は２連対率３１・５％の平凡機。前検練習の動きも目立つことはなかった。しかし、開口一番「良くなりそうな雰囲気がある」と言い切った。続けて「重さはあるけど伸びる感じがある。エンジンに力強さがあった。チルト０度なら、いい伸びになると思う」と評価。優勝した２年前との比較を聞かれても「今回のエンジンの方が好き」と笑顔で語った。

　夏場の勝率は瓜生にわずかに及ばなかったものの、今垣も暑い季節は得意。ＳＧでは出場６節で４優出１Ｖという驚異的な成績を残しており、記念実績は瓜生さえ上回る。今年も７月に入ってから蒲郡オーシャンＣで優出５着、三国周年Ｖと絶好調だ。「オーシャンＣ優勝戦ではスタートをチビってしまい悔しい思いをしたが、三国周年を勝って吹っ切れた。やっぱり僕は夏男（笑い）」。まずは初戦となる初日１２Ｒドリーム戦の走りに注目したい。