【宝塚記念】ブエナ吉兆?久々の“ボケーッ”

[ 2011年6月26日 06:00 ]

<宝塚記念>悲願のグランプリ制覇を目指すブエナビスタ

 6つ目のG1タイトルを目指すブエナビスタは決戦前日の土曜朝、開門直後の4時すぎに坂路へ姿を現した。ゆったりと駆け出すと、実にリズミカルなフットワーク。ラストだけ気持ち加速してのフィニッシュで4F67秒7、ラスト1Fは15秒3をマークした。いつも通りの最終調整のパターンだ。

 「体はあしたになったら、さらに締まるわ。(精神面は)久しぶりにリラックスして、ボケーッとした状態。これがいいのか悪いのか分からんけどな。他の馬とオレの馬、成長力の差が出るなら今回やろ」。レース前日とは思えない落ち着きを見せる愛馬に、松田博師は苦笑いを浮かべる。うがった見方をすれば以前に比べやや気配が落ちたようにも思えるが、その答えは誰にも分からない。

 松田博師はどこまでも自然体だ。注目される馬場状態について話を降られても、淡々と口を開いた。

 「(良でも道悪でも)どっちゃでもええけど、お客さんのためにも晴れがええわ。売り上げも違うやろしな。ウインズなら5000円でも、競馬場なら1万円買ったりするやろ」

 やれることは全てやった。あとはレースを待つだけだ。

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2011年6月26日のニュース