【児島グラチャン】瓜生が波乱のシリーズ締める!

[ 2011年6月26日 06:00 ]

 V戦唯一のSGタイトルホルダーが貫禄を示す。「第21回グランドチャンピオン決定戦」優勝戦が26日、ボートレース児島で行われる。2号艇の瓜生正義(35=福岡)は、準優12Rでも同じ2枠から快勝。最後も切れ味鋭い差しハンドルで初戴冠に懸けるライバル5人を一蹴する構えだ。

 松井、今村、今垣、池田らSG常連組が相次いで予選敗退と波乱のシリーズを締めくくるのは、昨年10月の全日本選手権(桐生)以来、通算4回目のSG制覇を目指す瓜生だ。

 準優12R。1Mでは2コース差しで、イン先マイの田村、4コースからまくり差しを狙う佐々木とBSで横一線に。「(1Mは)佐々木君に行かれたかと思ったけどよく残せた。回って一瞬の足は甘いけど、そこから直線で伸びていく」と、2M先マイを果たして先行態勢に持ち込んだ。

 「自分自身の最近のリズムは分からないけど、エンジンとペラがマッチしてくれる」と胸を張る。実績上位の15号機ならトップクラスのパワーになるのも当然か。スタート勘については「準優のスタート展示は良かったと思ったけど…。4日目後半から少し届いていない感じ」と課題を残すが、たとえスリットで遅れても1Mまでに追いつくパワーが備わっているのは心強い。

 瓜生の数少ないウイークポイントである精神面も「とにかく落ち着いてレースできればいい結果が出ると思う」なら問題ないだろう。何より、6人の中で唯一SGを優勝した経験が余裕を生み出してくれるはずだ。

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2011年6月26日のニュース