【松戸SSシリーズ】平原、武田の熱い気持ちに応える!

[ 2011年5月5日 06:00 ]

<SSシリーズ>レース後、武田豊樹(右)と話す平原康多

 松戸競輪場で開催中のG1「東日本大震災被災地支援・SSシリーズ風光る2011」は5日、最終日を迎え12Rで決勝戦(優勝賞金2390万円)が争われる。武田豊樹を先頭に平原康多―神山雄一郎―兵藤一也で結束する関東ラインが強力で、番手の平原康多が最後の開催となるSSシリーズ覇者を目指す。

 今大会が最後の開催になる「SSシリーズ風光る」の優勝者に名前を残すのは平原康多が有力。4人そろった関東勢は武田を先頭に平原―神山―兵藤で結束。

 並びが注目された武田と平原の前後は「今回は僕が前で頑張る」と語る武田と「武田さんとの話の雰囲気で今回は僕が番手を回ることになりました」という平原との阿吽(あうん)の呼吸で決まった。

 グランプリをはじめビッグレースで何度も連係している両者のきずなは強い。今年に入っても2月の豊橋東王座戦と4月の武雄共同通信社杯は平原―武田の並びで平原が先行。番手を回った武田がG2連覇を飾っている。「平原君はライバルでもあるけど、グランプリでもラインを組む仲間」と常々語る武田が、信頼を寄せる平原の前を走る以上はキッチリ主導権を握るはずだ。その武田の熱い気持ちに応えて、平原がゴール線を真っ先に駆け抜けよう。

 この強力な関東勢に真っ向勝負を挑むのが6人の北日本SS戦士から3人が決勝進出を決めた山崎―伏見―成田の福島勢。山崎は「武田さんと平原君が一緒のレースは(2人の)前後にかかわらず、流れは推理できる。どう攻めるか考えて」と過去の対戦を踏まえての自力で真っ向勝負の気配。

 海老根は「(関東勢相手に)どう走るか…。粘るか、粘らないかも含めて勝てる作戦を考えたい。地元のG1だから何とか見せ場だけは…」と地元戦の意地で挑む。

 

続きを表示

2011年5月5日のニュース