【土曜京都6R】大物は遅れてやってくる?トーセンレーヴ初陣!

[ 2011年2月11日 06:00 ]

デビューが決まったトーセンレーヴ

 まだまだ勢力図がハッキリしない今年の牡馬クラシック戦線。トーセンレーヴはその主役となる可能性を秘めている。父はディープインパクト、姉はブエナビスタという超良血馬トーセンレーヴがついに土曜京都6Rでデビューする。池江寿師は「納得の仕上げができた。自信を持って使える」と力が入る。

 母が95年阪神3歳牝馬S(現・阪神JF)を制したビワハイジ。この血統といえばアドマイヤジャパン(京成杯勝ち)にアドマイヤオーラ(シンザン記念、弥生賞、京都記念勝ち)、そして昨年の年度代表馬ブエナビスタ(天皇賞・秋などG1・5勝)と兄姉に活躍馬がズラリと名を連ねている。ディープインパクト産駒のこの弟も将来性はかなり。待望のデビュー戦は土曜京都6R(芝1800メートル外)だ。

 08年セレクトセール(当歳)の最高価格となる2億2000万で取引された逸材。デビューがここまでズレ込んだのはわけがあって、当初予定していた昨年10月30日の新馬戦(京都芝2000メートル)を右前脚のツメの不安で見送り。その後いったん放牧を挟み、今月のデビューに備えてきた。先週の東京芝2000メートルで除外になって仕切り直しとなる今週の追い切りが文句なし。坂路でルナーレガシー(4歳500万)を2馬身追走し、4F52秒5―12秒1の好時計で豪快に7馬身先着。池江寿師が動きを絶賛している。

 「先々週と先週は併走馬が飛ばしすぎた分、苦しくなってアゴが上がった。今週は追い出してからグッと重心が低くなって、ツメを傷める前のいいフォームに戻っていましたね」

 いきなりどんなパフォーマンスを見せるか。期待は大きくふくらんでいる。

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2011年2月11日のニュース