芝千二が「最も好き」5年目・黛に穴党注目だ!

[ 2010年8月20日 06:00 ]

黛弘人騎手

 【飛び出せ!!ヤングジョッキー】今夏は3年ぶりに北海道を拠点にしている黛。ここまで北海道シリーズで4勝2着5回の成績を残しているが、その数字以上に印象度が強い。函館で500万、1000万を勝ったメジロアリスはそれぞれ15、12番人気。マリーンSでは8番人気のタカオセンチュリーをテン乗りで2着に導いた。「北海道は一流騎手が集まるので勉強になる。秋山さんらにアドバイスをもらっている」と収穫の多い日々を送っている。

 昨年2月で減量が取れた5年目にとって、今は勝負の時期。「崖っ縁にいると思っているし周りに負けていられない」と必死だ。現状では人気のない馬に騎乗することが多いため、研究にもひと工夫している。「他の騎手が人気のない馬を馬券圏内に持ってきた時の乗り方を参考にしている。田辺さんや大庭さんのレースをよく見ますね」。その成果はこの夏の結果にも表れている。
 「スタートは結構自信があるので、芝1200メートルが最も好き」と話す。今週の騎乗馬のうち2頭は芝1200メートルの特別戦。穴党は要注目だ。

 ◆黛 弘人(まゆずみ・ひろと)1985(昭60)年11月12日、茨城県生まれの24歳。美浦・フリー。06年デビューし、同年4月1日中山8Rのイチライタッチで初勝利。JRA通算28勝。1メートル64・7、47キロ。血液型A。父・幸弘さんは元騎手。松岡騎手らとバンドを結成している。

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2010年8月20日のニュース