【札幌記念】皇成、自身もスターリーも「成長」見せる

[ 2010年8月20日 06:00 ]

軽快な動きをみせるマイネルスターリー

 ターフライターの平松さとし氏がレースのキーマンに直撃する「キーマンの懐へ」。22日の札幌記念でマイネルスターリーに騎乗する三浦皇成騎手(20)に迫った。

 ――マイネルスターリーですが1週前、直前と2度追い切りにまたがりました。
 三浦 はい。いずれも良い動きをしてくれました。
 ――最終追い切りは5F68秒4。馬なりでした。
 1週前が併せ馬でしっかり追い切ったので直前の馬なりは予定通りです。時計は平凡だけど、以前にまたがった時より成長していると感じました。
 ――具体的にはどのあたりが成長している?
 体が成長したせいか精神的にもリラックスしています。そのおかげで乗っていても安定感を感じるようになりました。
 ――競馬へ行くと口が敏感で顔を横に向けて走ってしまうこともありますが?
 確かにハミを頼るような面は強い馬です。でも今回、調教に乗った感じではそんなところも見せずに走ってくれました。
 ――小倉大賞典では外へ斜行して降着(2位入線も5着)になりました。
 あれは細心の配慮をしなかった僕のミス。同じ失敗を繰り返すわけにはいかないので今度は大丈夫です。
 ――札幌の芝は7戦5勝。負けたのはデビュー当初だけです。
 力のいる洋芝は合っているタイプ。乗っていてもそれは間違いないと感じます。
 ――激しい2着争いを尻目に楽々と3馬身半抜け出した前走から、今回も当然期待が懸かります。
 はい。十分に承知しています。前走がホワイト騎手だから勝ったと言われないようにいい勝負をさせてあげたいです。
 ――三浦騎手自身にも、英国帰りのよいところをみせてほしいです。
 そうですね。英国で2カ月も何をしていたんだ、と言われないように僕自身、成長したところを見せたいと思います。

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2010年8月20日のニュース