【安田記念】忘れた頃に“穴”はやってくる

[ 2010年6月4日 06:00 ]

 【G1ドキュメント・安田記念=3日】穴は忘れた頃にやってくる。ライブコンサート。年明けの縁起重賞、スポニチ賞京都金杯を制したが、その後の3戦は東京新聞杯13着→中山記念9着→マイラーズC15着。これでは“忘れられゾーン”に入って当然か。ましてG2やG3ならまだしも、今回はG1。白井師は終始リラックス口調だ。

 「金杯の後、チグハグなことが続いたからな。だけど、本当に強い馬はそんなこと言わんもんや。ウチのは条件がそろわんと走らん。昨年くらいの状態なら太刀打ちできると思うけど」
 普通ならば、取材はここでほぼ終了である。坂路追い切りも特に目立つものではない。ただ、井上は白井厩舎でライブコンサートのボディーラインが前走時よりいいのを確認済み。攻め駆けしない馬が、先週、CWコースの併せ馬でしぶとく先着を果たしたのも気になっていた。
 「きのう(2日)の計量で478キロ。やっぱり480キロを切るくらいでないとアカン。毛づやもだいぶ良くなってきた。昨年5着?あのメンバーで能力がないとあそこまで来られん。メンバー的には今年の方がチャンスはありそうやな。東京のマイルは一番合っているし」。東京新聞杯は展開苦、中山記念は不良馬場、マイラーズCは太め。今度は好走条件がそろった。コンビを組む和田の話はこうだ。「年齢的(6歳)にズブくなっているし信頼はね。でも馬の気持ちが乗れば一発あると思うけど」
 ◎や○や▲は厳しいかもしれないが、△なら十分に資格はある。

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2010年6月4日のニュース