４４年ぶり復活へ　オートレース試験に女子高生ら２人合格

オートレースの選手候補生２次試験に合格した１８歳の佐藤摩弥さん

　オートレースを統括するＪＫＡは４日、第３１期選手候補生の２次試験合格者に女子２人が含まれていると発表した。ＪＫＡによると、デビューすれば４４年ぶりの女子選手復活となる。

　合格したのは、モトクロスの選手でさいたま市に住む高校３年生、佐藤摩弥さん（１８）と、オートバイの競技経験がない東京都在住の会社員、坂井宏朱さん（２６）。ことし９月から選手養成所に入り、早ければ来年６月にデビューする。
　オートレースの女子選手は１９６２年に応募資格が「男子」に限定されたことなどから、６７年１０月の船橋での出場を最後に姿を消していた。
　２００７年からは応募資格に「性別制限」がなくなったが、昨年までは女子の合格者はいなかった。ことしは女子２２人が１次試験を受験、４人が２次試験に進んでいた。