【SSシリーズ】村上博がG1連覇

[ 2010年5月5日 18:36 ]

 競輪のSSシリーズ風光る(G1)最終日は5日、静岡市の静岡競輪場で決勝(6周、2425メートル)を行い、31歳の村上博幸(京都)が3分41秒6(上がり11秒9)で優勝し、賞金2490万円を獲得した。村上博は3月の日本選手権に続いてG1連覇の2勝目を飾り、今年の獲得賞金を1億円の大台に乗せた。

 レースは残り1周手前から武田豊樹(茨城)が先行。向正面中団からまくった兄の村上義弘(京都)を追走した村上博がゴール寸前で鋭く差し切った。2着は武田、3着に村上義が入った。1番人気でこの大会の連覇を狙った伏見俊昭(福島)は7着に終わった。
 払戻金は車連単が(5)―(4)で6890円、3連単は(5)―(4)―(2)で3万6170円。

 村上兄弟の弟、博幸が日本選手権に続いてG1を連続優勝した。「おれに任せろ」という兄の背中を今回もひたすら追った。最後の4コーナーで武田、山崎の二つのラインを割って兄義弘がつくったVロードを一気に突き抜けた。
 G1初優勝の日本選手権は涙で言葉にならなかったが、この日は「失敗を減らしながらまだまだ上を目指したい」と冷静に語った。共同通信社杯春一番を完全優勝した兄は3着だったが、村上兄弟の時代は当分続きそうだ。

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2010年5月5日のニュース