【共同通信杯】ハンソデバンドV 蛯名「負けたかと…」

[ 2010年2月7日 16:41 ]

共同通信杯でゴールする1着ハンソデバンド(右)、2着ダノンシャンティ(左)、3着アリゼオ(中央)

 3歳オープン「第44回共同通信杯」(G3、芝1800メートル)は7日、東京競馬場で行われ、3番人気のハンソデバンド(牡=尾形、父・マンハッタンカフェ、母・クラウンアスリート)がダノンシャンティ、アリゼオの追撃を抑え、3連勝で初の重賞制覇を果たした。ゆったりとした流れの中、単独2番手を追走。余力十分で4角を回り、直線では早めに先頭に立った。勝ちタイムは1分48秒2。なお馬名の由来は、冬でも半袖で頑張るサッカー選手・播戸竜二(30=C大阪)にちなんで名付けられた。

 2番人気ダノンシャンティが2着。後方3番手からの競馬で、直線で外に持ち出すと豪快な末脚を繰り出した。ハナ差で敗れたが、最後の勢いは勝ち馬に勝っていた。

 1番人気アリゼオはさらにクビ差の3着。スタート直後から好位3番手につけたが、スローペースに戸惑い、道中は鞍上が馬をなだめるのに苦心。このロスがゴール前の叩き合いに響いた。

 ▼蛯名正義騎手の話 最後は外(ダノンシャンティ)に差されたと思ってしょんぼりしたが、掲示板を見たら勝っていたのでうれしかった。ペースが遅く折り合いをつけるのが大変だった。真面目な馬でフットワークがいい。

 ◆ハンソデバンド 3歳牡馬、父マンハッタンカフェ、母クラウンアスリート。北海道苫小牧市の藤沢武雄氏生産、馬主は渡辺隆氏。戦績は5戦3勝、重賞は初勝利。獲得賞金は6866万1千円。

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2010年2月7日のニュース