ホープ町田直希に今後も注目!

[ 2010年1月29日 06:00 ]

 【池田裕文の公営です】1月後半の川崎名物「第8回佐々木竹見カップジョッキーズグランプリ」(26日)は地元のホープ町田直希(21)が名手を抑え総合優勝。06年東京ダービー(ビービートルネード)での最年少ダービー騎手に続く最年少記録だ。

 主催者推薦枠での出場だった。昨年は南関88勝。川崎競馬場によると「100勝してからの方がいいという意見もあり(推薦を巡って意見が)二分した」という。「出られるだけでうれしかった。騎乗馬(抽選)を見たら、またうれしくなった」と町田。初戦は単勝1・1倍の傑出馬。逃げて勝ち、第2戦8着ながら総合V争いでも逃げ切った。
 デビュー前から素質を高く評価していた佐々木竹見元騎手、師匠の秋山重美師は「本当に運の強い子だ」と声をそろえた。もちろんそれだけではない。「レース中に慌てたりして、しかることもまだ多い。でもね、すぐ直して対応しちゃう。吸収力が凄いんだよ」と秋山師。町田自身も「1鞍1鞍一生懸命だけど、ただガムシャラにやるのではなく同じミスを繰り返さないよう考えて乗っています」と語る。南関成績は07年20位(42勝)、08年15位(64勝)、09年9位(88勝)。騎乗数も着実に増えている。「まだ今野さんは抜けないので、まずは年間100勝が目標ですね」。今年は28日現在16勝。このまま突っ走るか注目だ。

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2010年1月29日のニュース