【東京新聞杯】闘争心出すようになったエーシンフォワード

[ 2010年1月29日 06:00 ]

東京新聞杯に挑むエーシンフォワード

 ターフライター・平松さとしがレースのキーマンに直撃する「直球勝負・キーマンの懐へ」。東京新聞杯で重賞初制覇を目指すエーシンフォワードを管理する西園正都師(54)に迫った。

 ――東京新聞杯に出走するエーシンフォワードの前走(ニューイヤーS2着)は、好スタートだったものの、横山典騎手(レッドスパーダ1着)にすぐ前を取られてしまいました。
 西園師 うまく前に入られたため、その後、他の馬にも外からかぶせられるようになってしまいました。
 ――3コーナーではジョッキー(蛯名騎手)が少し上体を上げるようなシーンも。
 外から1頭、前に入られるような形になりました。後から蛯名君に聞いたら結構大きな不利だったようです。
 ――結果的に最内の1番枠が響く競馬になってしまった。
 当初1枠が当たった時は良かと思ったのですが、結果的には悪い方に出てしまいました。ただ、今回は直線の長い東京コースなのでどの枠になっても問題はないと思います。
 ――前走勝ったレッドスパーダが今回は人気になりそう。ならば、十分に勝ち負けになるかと…。
 そう考えて挑戦させます。このところの充実ぶりは目を見張るものがあり、いずれは大きなところを獲れる馬だと思っています。
 ――昔に比べると坂路での時計も出るようになって、肉体面での成長が感じられます。
 最終追い切りもいっぱいに追って、良い動きをしてくれました。
 ――パドックや返し馬を見ていると、精神面ではまだ少し幼い面が残っているかと思われます。
 蹴ろうとしたり、確かに若い面を出すことがあります。ただ、どちらかと言うと闘争心を表に出すようになってきたという感じ。
 ――東京は好走歴がありませんが、いずれもG1(NHKマイルC10着とダービー15着)での話。不得手というわけではない?
 当時とは馬がまるで違います。実力を発揮できるコースはかえって良いくらいだと考えています。
 ――鞍上が替わる(蛯名から柴田善)点は気にしないでよいですか?
 乗り手の指示に対し、従順なタイプだし、反応も良いので問題ないでしょう。今回の条件なら恥ずかしい競馬はしないはずです。

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2010年1月29日のニュース