【SSフェスタ】初白星へ永井“勝負タイヤ”投入

[ 2009年12月29日 06:00 ]

 昨年の覇者で今年SG2Vの永井大介(32=船橋)が29日の船橋、SGスーパースター王座決定戦、SSフェスタ3日目の12Rに出走する。決定戦進出は当確だが、ここまで2、2着と未勝利。TR最終戦をシリーズ初白星で締めくくり、島田信広、片平巧に続くSS王座決定戦連覇へ弾みをつける。なお、TR2回目を終えて高橋貢と池田政和が1着を独占している。

 2日目12Rで1枠から勢いよく飛び出した永井。いつもは先行を許している有吉の仕掛けを抑えて1コーナー先制に成功した。しかし、同支部先輩の池田が逃げ切りを許してくれなかった。5周目1コーナーであっさりさばかれて「池田さんとは差が詰まるところがなかった」とレース後は苦笑いするしかなかった。
 それでも「バネ調整で乗り味はアップしていた」と初日より手応えはつかんでいた。「回転を上げる方向で調整したのも良かったかも」とこれまでの作業を振り返りながら「パワーがないので、もうワンランク上を目指したい」とさらなる上積みを誓った。
 29日の3日目12Rでは連勝と絶好調の高橋貢を筆頭に荒尾、田中茂、平田らの勝負駆け勢も襲いかかりそうだが「1着を狙いたい」とタイトル連覇が懸かる永井も譲る気はない。
 「とっておきのタイヤを使う。それでどこまで戦えるか…」と決定戦で少しでも有利な枠番を優先的に選ぶ権利を得るために、どん欲にポイントを積み上げる構えだ。
 TR2回目を終えて、高橋貢と池田が頭1つ抜けているムードだ。3日目は無理しなくてもいい立場だけに評価は微妙だが、ともに展開さえ向けばTR全勝通過の可能性も十分。
 田中茂は走路変化の影響を受けてしまった印象だが、初日のような良走路なら巻き返し可能。2日目11Rで高橋貢を相手に最後まで先行粘った岡部や、平田、早川の29期勢も好気配。パワーの裏付け十分な選手がポイント上位に並んだ形だ。

 【12R検討】TR2走とも1コーナーでは先行を果たしている永井。ここも果敢に1コーナーを先取りして、今度こそシリーズ初白星を目指す。強敵は絶好調の高橋貢。一撃の決め手がある荒尾も侮れない存在。田中茂は初日のパワーが戻れば追い込み可能。

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2009年12月29日のニュース