【スポニチ選定10大ニュース】ベテランイヤーでした

[ 2009年12月29日 06:00 ]

 スポニチ選定「09年10大ニュース」を今年もお届けする。

 ベテランの頑張りが目立った1年だった。5歳となったウオッカは相変わらずのカリスマ性でファンを引きつけた。春はヴィクトリアマイル、安田記念を連勝。秋は天皇賞で敗れ、さすがに衰えたかと思わせておいて、ジャパンCで劇的復活。獲得賞金は牝馬で初めて10億円に乗せた。引退戦は10年3月27日の「ドバイワールドC」(メイダン、オールウエザー2000メートル)の予定。海外からの吉報を待ちたい。

 39歳内田と40歳武豊。し烈なリーディング争いは、8年連続を狙った武豊の猛追をしのぎきり、146勝を挙げた内田に軍配が上がった。地方、中央ともにリーディングを獲得したのは内田が初めて。
 41歳横山典はロジユニヴァースで悲願のダービー制覇。7月18日には史上5人目となるJRA通算2000勝を達成し、ワールドスーパージョッキーズシリーズでも総合優勝。気力充実の1年だった。その横山典に天皇賞・秋、マイルCS制覇をプレゼントしたのが8歳馬カンパニー。競走馬の常識を塗り替える走りにファンは驚いた。

 ピックアップしたニュース以外にも「ジョッキーベイビーズ大成功」「ドリームジャーニー、春秋グランプリ連覇」などの話題があった。馬、騎手ともにベテランがけん引した09年。来年は若手騎手や、若さみなぎる2、3歳馬の活躍を期待したい。

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2009年12月29日のニュース