【ヤンググランプリ】神山拓が神山雄から胴上げ!

[ 2009年12月29日 06:00 ]

<ヤンググランプリ09>レースを制した神山拓弥は武田(左)神山雄(右奥)平原(右手前)らに胴上げされる

 「KEIRINグランプリ09」は30日、京王閣競輪場で行われるが、28日に行われたG2「ヤンググランプリ09」は神山拓弥が優勝、賞金410万円を獲得した。

 激戦の一発勝負を、初挑戦の神山が見事にものにした。直線追い込んで栄光のVゴールを駆け抜けると、右手を高々と突き上げてガッツポーズ。引き揚げてきた敢闘門では、神山雄や武田ら選手仲間に胴上げされ、3回宙に舞った。
 「自分はついていっただけ。すべては牛山さんのおかげです」と言う通り、前を任せた牛山が早めに出て主導権を握ったことが何よりも大きかった。それでも、その後の冷静なさばき(まくった伊原の番手を奪って追い込む)があったからこそ、勝利を呼び込めた。いとこで師匠の神山雄は「練習も頑張っていたし、展開が向けば力負けはしないと思っていた」と愛弟子が初めて決めたG2優勝を笑顔で称えた。今後は「もっとバックを取るレースを心掛けて、上位の人たちに信頼される選手になりたい」と抱負を語った関東のニューヒーロー。武田や平原に続く自力のスター候補として、頼もしい若手が名乗りを上げた。
 ◆神山 拓弥(かみやま・たくや)1987年(昭62)1月24日、栃木県生まれの22歳。作新学院高卒。06年7月プロデビュー。通算成績は284戦75勝、2着56回。通算獲得賞金は7191万円。主な優勝はヤンググランプリ09。1メートル74、80キロ。血液型B。

 ◆ヤンググランプリ2025メートル(5周=先頭固定)
 (1)神山拓弥(栃木)2分57秒1(上がり11秒1)
 (2)伊原克彦(福井)1身1/2
 (3)菅田壱道(宮城)1/2身
 (4)柴崎 淳(三重)1身
 (5)池田 良(広島)1身
 (6)牛山貴広(茨城)4身
 (7)藤野孝彦(佐賀)8身
 (8)篠原 忍(群馬)落車再入
木暮安由(群馬)=失格

 ▽枠連複 (5)―(6)830
 ▽枠連単 (6)―(5)1530
 ▽車連複 (7)―(9)1580
 ▽車連単 (9)―(7)2830
 ▽3連複 (3)―(7)―(9)6300
 ▽3連単 (9)―(7)―(3)27390
 ▽ワイド (7)―(9)630 (3)―(9)850 (3)―(7)1450

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2009年12月29日のニュース