当地G1連覇だ!湯川浩司 死角なし

[ 2009年12月8日 06:00 ]

 江戸川競艇のG1「ダイヤモンドカップ」(優勝賞金650万円)は8日、準優勝戦1、2着の6人が12R優勝戦で激突する。本社本命は白い勝負服で臨む湯川浩司(30=大阪)。予選をトップで通過し、準優11Rでも気迫十分の逃げ切りを披露。バックストレッチでの驚異的な伸び足を中心に、パワーも文句なし。7月の周年記念に続く当地G1連覇を達成する可能性が高まってきた。

 準優11Rの湯川は、1Mでターンマークに接触するという最悪の展開を克服して逃げ切った。「(7月の)周年ではバランスが良かったけど、今回はバックの伸びがいい」とパワーを分析していたが、いずれにしても超抜であることに変わりはない。序盤こそ取りこぼしがあったものの、2日目12Rの「ゴールデンレーサー賞」を逃げ切ってから5連勝と完全に“Vモード”へ突入している。インからアクシデントなく1Mを通過すれば、バックで伸びて圧勝してしまうだろう。
 残りの5人は湯川のターンミスを待つしかないムードだが、相手筆頭にはパワーが上向いてきた稲田を指名した。F持ちだが、準優12Rではコンマ13のトップスタートを繰り出しているし問題ない。差しに的を絞ってBS勝負に持ち込みたい。
 実績機のパワーを引き出し切れていない菊地は、スタート力を生かしてダッシュからまくり差しで上位争いを演じる。今シリーズもしぶといレースが印象的だった赤岩は、カドから展開を突いて浮上を狙う。
 湯川浩司=足は問題ない。ホームでも放りながら出ていくし、もう何もしなくていいと思う。
 稲田浩二=4日目までは掛かりとグリップ感だけの足だったけど、準優の手応えなら上位クラス。
 村越 篤=調整が合っていて全体的に戦えるレベルになっていた。平常心でレースに臨みたい。
 赤岩善生=乗り心地はいい。伸びも負けることはないと思う。ペラとギアケースの微調整くらい。
 菊地孝平=伸びは中の上。納得していないけど、妥協できるレベル。落とさないようにスタートしたい。
 作間 章=ターン回りや一瞬の足を中心に戦える感じはあるけど、湯川選手の伸びは凄かった。

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2009年12月8日のニュース