あの「泣きの河内」が自信満々だったラモーヌ!

[ 2009年10月13日 06:00 ]

 【3冠に挑んだあの馬】史上初の牝馬3冠を達成したのはメジロラモーヌ。今から23年前の86年、当時は秋華賞ではなくエリザベス女王杯が3冠の最終戦。関東馬のラモーヌは2冠達成後、北海道・メジロ牧場で休養。8月に函館競馬場に入厩して調整を開始。そのまま美浦へは帰らず、敵地・栗東で調教を積みローズSと本番を連勝した。

 「栗東留学」という言葉が流行語になっているが、当時は東高西低。あくまで関西勢に胸を貸す立場での栗東滞在だった。
 ラモーヌは3冠だけではなく、トライアル3戦も全勝。春2冠は2、3着馬がすべて入れ替わっており、強力なライバルは不在。今年は桜花賞、オークスともに2着レッドディザイア、3着ジェルミナルと同じ。特にディザイアは桜の半馬身差をオークスで鼻差まで詰めている。ラモーヌの主戦は河内(現調教師)。慎重派で「泣きの河内」の異名を取った名手が、女王杯の直前に「(3冠は)100%間違いない」と強気のコメントをしていた。果たして安藤勝は今週の追い切り後、どんな手応えを口にするか。

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2009年10月13日のニュース