ユキチャン転厩初戦は牝馬重賞「TCKディスタフ」

[ 2009年9月11日 06:00 ]

川崎で馬登録検査を受ける白毛のユキチャン

 秋晴れの下、白がまぶしい。川崎・小向の山崎厩舎。出走機会拡大を求め、中央から“電撃移籍”した史上初の白毛重賞馬ユキチャン(牝4)が10日、地方競馬の馬登録検査を受けた。26頭中の25番目。順番を待つ間、報道陣だけではなく厩舎関係者も携帯のカメラを向ける。ポーズをとるかのように、おとなしく立っていた。検査は毛色をはじめ、額や脚部の旋毛(つむじ毛)が係官によってチェックされて無事終了。17日にはすべての手続きが完了する。

 放牧先のノーザンファーム(北海道・安平町)から宮城・山元トレセンを経て9日に川崎入厩。10日朝は厩舎周りで運動した。「間近で裸馬を見ると、思っていた以上に大きいね(前走時503キロ)。馬運車でも落ち着いていたようで、以前から輸送している運転手さんが“大人になった”と言っていた。到着後はいろいろと様子をうかがい、4歳にしては警戒心が強い感じ」と山崎師。気になる転入初戦は10月21日の地方交流牝馬重賞「TCKディスタフ」(S3、大井1800メートル)が有力で、鞍上は今野騎手の予定。G2勝ちがあるために同レースは58キロを背負う。「牡馬とのレースなら重量は軽くなるが、その後も牝馬重賞路線」と同師。8馬身差圧勝を演じた08年関東オークス以来の勝利はいつか?

続きを表示

2009年9月11日のニュース