【セントウルS】上村「牝馬57キロでも大丈夫」

[ 2009年9月11日 06:00 ]

スリープレスナイトに騎乗する上村洋行

 阪神の秋競馬開幕週を飾る「第23回セントウルS」の木曜追い切りが10日、栗東トレセンで行われた。スプリンターズS連覇を目指して前哨戦に挑むスリープレスナイトが主戦・上村を背に迫力満点の調教を披露。休み明けを感じさせない動きで仕上がりの良さを見せつけた。

 ――スリープレスナイトの前走(高松宮記念2着)を振り返ってください。一頓挫明けでしたが、スタートは速かった。
 上村騎手 絶好のスタートを切ってくれました。やっぱりスピードは一枚上だと感じました。
 ――スタート直後に鞍上で少し変な格好をしていましたが?
 久々の実戦で少し苦しがったのか、外にモタれてしまいました。いつもではないので今回は心配ありません。
 ――向正面では前に乗りかかりそうになるほどのスピードを見せていました。
 やはり、この馬の持つスピード能力は破格のものがあると感じました。
 ――直線は外に出して一瞬、先頭に。
 一瞬というか、一度は完全に半馬身くらいは出ましたよ。
 ――差しの決まる馬場状態だったので、そのまま抜け出すかと思いましたが?
 感触的には勝ちパターンだったので、僕もいけると思いました。ただ、じんましんなどで予定が狂い、万全な状態ではなかった分、最後に息が上がってしまいました。
 ――今回は57キロを背負います。馬格があるとはいえ、牝馬でのこの重量はこたえませんか?
 重量負けするタイプという感じはしません。57キロでスピードが鈍るとは思えないので大丈夫でしょう。
 ――トップスピードに乗ると、お尻が上がるような独特のフォームに見えます。
 トモ(後肢)の推進力が強いせいでしょう。乗っていても、そういう感覚を受けます。高松宮記念ではなかったけど、今回、そういうフォームで走ってくれると思います。
 ――目標はスプリンターズSでしょうけど、単なる叩き台ではない?
 確かにステップレースかもしれません。でも、この馬自身、今年は1回しか走っていないので、手を抜くつもりはありません。決してベストとは言えなかった前走時と比べても、ずっと良い出来なので勝てると信じて乗ります。

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2009年9月11日のニュース