【北九州記念】ビュンビュン来てる！フェニックス

＜北九州記念＞好調時の動きに戻ったマルカフェニックス

　マルカフェニックスは坂路のラチ沿いを１４秒２→１３秒７→１３秒１と軽快にラップを速めていく。残り１Ｆの地点でゴーサインを受けると反応良く１２秒３の最速ラップでゴールに飛び込んだ。それも最後まで持ったままという手応えの良さだ。全体では４Ｆ５３秒３。動き、時計をチェックし終えた松永昌師は「予定通り。跳びが大きくてもともと攻め駆けする馬だけに控えめでも時計は速くなる。いい出来。今の状態なら期待は持てるはず」と明かした。

　早くからこのレースを目標にしていた。「安田記念後に短期放牧に出したが、早めに帰厩させた。昨年は２着。夏場に弱いタイプじゃない。あとは５７・５キロ。ハンデ泣きする馬ではないが、切れ味勝負の馬だけに、他との兼ね合いがどうかだけ」と話した。昨年暮れのＧ２阪神Ｃを５７キロで完勝した実績を持つ。再度Ｇ１獲りを目指すこの秋に向けて結果を出したい一戦だ。