また鼻出血…「万策尽きた」ブラックエンブレム引退

[ 2009年8月13日 06:00 ]

引退が決まったブラックエンブレム

 クイーンSに向けて函館で調整していた昨年の秋華賞馬ブラックエンブレム(牝4=小島茂)が12日、ダートコースでの追い切り後に鼻出血を発症。現役を引退することになった。小島茂師は「以前から引退させようという話はあった。やれることはやってきたし、この中間はうそのようにうまくいっていたが、万策が尽きた」と説明した。

 現役生活の後半は鼻出血に悩まされ続けた。春のドバイ遠征では初戦に予定していたケープヴェルディSを鼻出血で回避。さらにバランシーンSのレース中にも発症、最下位の9着に敗れた。「この馬の本当の強さを見せられなかったのは残念だけど無事に繁殖に上げてやれるのは何より。いい子を出してほしい」と小島茂師。今後は生まれ故郷のノーザンファームで繁殖生活に入る。通算成績は10戦4勝。秋華賞のほかにフラワーC勝ちがある。

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2009年8月13日のニュース