【札幌・巴賞】雪辱のマンハッタンスカイ

　札幌メーン９Ｒ・巴賞は３番手を進んだ５番人気マンハッタンスカイが、逃げ粘る１番人気ドリームサンデーを首差とらえて快勝。通算６勝目を挙げた。

　マンハッタンが本領のしぶとさをフルに発揮だ。気心の知れた芹沢を背に積極的に３番手を進み、残り１Ｆは二枚腰のひと伸び。粘るドリームを差し、背後のサクラオリオンも完封。芹沢は「返し馬の感じも良かったし、ペースも遅いと思ったから積極的に勝ちにいった。馬も気持ちに応えてくれたし、パワーで押すタイプだから札幌の洋芝もピッタリだね」と会心の笑顔で振り返った。
　昨夏は１番人気の巴賞で６着に敗れ、本番の函館記念は３着。場所は函館から札幌に替わったが、昨年以上の着順アップが陣営の願いだ。浅見師は「うまいこといったし、展開も恵まれたかな。函館記念（２６日、札幌）ですね」と昨秋の福島記念に続く、２度目の重賞Ｖを視界に入れていた。